しあわせの村と名谷駅を結ぶ120系統、1日5往復を残す案に[神戸市北区]神戸市会議員 堂下豊史
しあわせの村・ひよどり台と名谷駅を結ぶ神戸市バス120系統は、見直しで朝と午後に1日5往復を残す案が示されました。こんにちは、神戸市会議員の堂下豊史です。
ひよどり台南町の方々の声を、7月と9月の委員会で伝えてきました。2026年9月24日の決算特別委員会第2分科会(交通局)では、地下鉄の妙法寺駅と結ぶ87系統について質疑しました。
運転士が足りない中で市バスをどう守るかは、北区に限らず多くの方に関わる話ですので、ぜひご一読ください。
答弁の引用は会議録の未定稿によります。正式な会議録は後日公開されます。
運転士不足の中で始まった、しあわせの村・ひよどり台の見直し
図は、3つの素案のうちの案1です。
交通局は、市バスの利用が阪神・淡路大震災の前の半分に減り、担い手である運転士の不足が全国的な課題になっていると説明しています。
このエリアを通る5つの系統の利用者数は、2006年の1万1,100人から、2025年は約8,500人に減りました。2025年度の決算では、このエリアで約2.7億円の赤字です。
交通局は2026年2月、地域に3つの素案を示しました。7月1日の都市交通委員会では、これは意見を聞くためのたたき台だとの答弁がありました。
素案の考え方は、120系統をなくし、地下鉄駅への連絡を87系統にまとめるというものでした。
市バス事業が厳しい赤字の中にあり、運転士不足という構造も含めて経営改善が必要なことは、公明党としても受け止めています。
南町にとって120系統は、名谷駅へ乗り換えなしで行ける唯一の足
ひよどり台南町の自治会の要望は、公明党の大塚公彦兵庫県議会議員と徳山敏子神戸市会議員が直接伺っていました。
鉄道駅のない南町からは、120系統の完全廃止だけは避け、朝夕の通学や通勤、通院の時間帯だけでも残してほしいという声でした。
120系統を見直すなら、87系統での所要時間と乗り継ぎの負担が軽くなるよう、ダイヤを工夫してほしいという要望もありました。
7月と9月の委員会で、南町の声を伝えました
写真は7月1日の都市交通委員会での質疑の様子です。
7月1日の都市交通委員会で、この2つの要望を伝え、87系統に代わった場合の所要時間も尋ねました。
ひよどり台から地下鉄の名谷駅までは、120系統なら18分です。87系統で妙法寺駅へ出て地下鉄に乗り継ぐと10分から15分ほど延び、地下鉄の運賃もかかるとの答弁でした。
9月14日の都市交通委員会でも、南町の2つの要望を重ねて伝えました。
このとき、見直し案を10月をめどに示すことと、公表のあとも電話やメール、窓口で意見を受け付けることを確かめました。利用者が増えるといった有益な意見は、最終のダイヤ案などに柔軟に反映するとしています。
7月と9月の質疑と、9月24日の城南交通局長の答弁を、委員会の録画から約2分の動画にまとめました。
120系統は朝と午後に1日5往復を残す案に
9月17日の本会議では、65・66系統を維持し、120系統を朝と午後の一部の時間帯に絞って残す方向が、城南交通局長から示されました。
10月1日に公表された見直し案は、平日の運行を想定し、120系統を1日5往復(計10便)運行する案です。
87系統は、平日もしあわせの村まで延ばし、運行規模は約1.5割増えます。
65系統と66系統は、ルートを変えずに運行規模を約3割減らします。実施は2027年4月1日の予定です。
福祉施設や地域との対話で練り直された案
9月17日に示されたこの方向を受けて、9月24日の分科会の冒頭で、地域の声を受け止めて案を練り直していただいたことに感謝を伝えました。
城南交通局長の答弁によると、局は2月に素案を示して以降、ひよどり台や星和台の地域団体と意見交換を重ねてきました。しあわせの村の約15の障害者・高齢者の福祉施設や保護者会などからも、話を聞いています。
120系統の5往復は、障害の特性への配慮や施設への通所を踏まえた福祉的な対応です。17系統の早朝便や、シルバーカレッジ前を経由する便も設けます。
120系統や65・66系統のように、廃止が案に上っていた系統が残る案になったことを評価しています。局が、しあわせの村の福祉施設をはじめ住民の意見を聞き、案は一歩住民に寄ったものになりました。
1日5往復で足りるのか。今回は87系統を質疑しました
写真は9月24日の分科会での質疑の様子です。
局長は、こうした福祉的な対応で、地域から要望のあった通学・通勤の需要にも、あらかた対応できるとしています。それでも、120系統が1日5往復で足りるのかは、地域のご意見を聴いていきたいと思います。
65・66系統の減便など、見直し案には課題がほかにもあります。その中から9月24日の分科会では、120系統が走らない時間の移動を担う87系統を取り上げました。
「地図の上で代替の路線があることと、その路線が使いたい時間に使える本数で実際に走っていることとは同じではありません」。7月1日の委員会で、65・66系統について申し上げたことです。87系統にも、同じことが言えます。
質疑の趣旨
120系統が朝と午後に絞られると、それ以外の時間の移動は87系統が担うことになる。87系統の経路や便数、最終便の時刻、120系統との定期券の扱いは、どう整理しているのか。
児玉交通局副局長からは、日中は87系統でこのエリアと地下鉄駅の間を確保し、おおむね1時間に1本程度を走らせるとの答弁がありました。
87系統は、朝は少し早く、夜も少し遅くして、今の120系統と同じような運行時間帯にする考えです。定期券は、どちらか一方の系統の定期券で、もう一方にも乗れるようにする方針です。
運行時間帯と定期券の扱いは、整理が示されました。名谷までの所要時間と地下鉄の運賃は、7月の答弁のとおり残ります。
この案に、住民の意見を取り入れていくために
87系統の答弁に限らず、まだまだ住民の意見を聞いていかなければならないと感じています。
南町の方が求めた朝夕の時間帯に120系統が合うかどうかなど、これから、この案に住民の意見を取り入れていくことが大事だと考えています。
今回の見直しの課題も含めて、引き続き当局とさまざまな場面で議論を重ね、解決に向けて尽力していきます。
120系統や87系統、見直し案について気になることがあれば、公式LINEでご連絡ください。
堂下豊史|神戸市会議員(神戸市北区)
神戸市北区を拠点に活動する神戸市会議員。
地域の声を市政に届けるため、議会活動や地域課題の解決に取り組んでいます。
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