しあわせの村・ひよどり台エリアにおける市バス路線見直し、議会で求めたこと[神戸市北区]神戸市会議員 堂下豊史
こんにちは、神戸市会議員の堂下豊史です。報告です。
公明党は、常に住民目線に立ち、住民の声を市政に届け、現実に即した解決策を求めていきます。
64系統は4月から減便になりましたが、一部の便で混雑しているという声をいち早く交通局に伝えました。
その結果、6月29日から夕方便が増便され、7月1日の質疑でも朝の便を1便増便する方向性が示されました。
しあわせの村・ひよどり台エリアにおける市バス路線見直しについても、同じ姿勢で臨んでいます。地域からさまざまな不安の声を伺っております。
7月1日の都市交通委員会では、陳情の内容や現地で伺った声を踏まえ、そうした声を真摯に受け止め、住民の視点に立って質疑を行いました。
ここでは質疑の要点をお伝えします。
答弁については、後日「答弁要旨」が公開され次第、正確にご報告します。
今回は答弁にあった方向性だけを、その速報としてご報告します。
審査した陳情:211号・212号・213号
都市交通委員会では、陳情第211号・第212号・第213号を審査しました。
211号はひよどり台連合自治会からの減便・廃線反対の陳情で、口頭陳述で反対署名4,500人超が報告されました。
212号は65・66・120系統の存続等を求める個人陳情です。
213号は、8月実施予定の須磨エリアの路線廃止・減便をやめることなどを求める陳情です。
本記事では、211・212号と、しあわせの村・ひよどり台エリアの素案を中心に質疑の要点をお伝えします。
写真はイメージです
7月1日、都市交通委員会で質疑
7月1日の都市交通委員会で、以下のとおり質疑しました。
質疑①:見直しの背景と素案の位置づけ
市バス事業の赤字と運転手不足、経営改善の必要性は公明党としても受け止めています。
そのうえで、しあわせの村・ひよどり台エリアの見直しに至った背景を改めて確認しました。
利用実態がどう変化し、どういう考え方で見直しに至ったのか。交通局副局長の答弁で、次の点が示されました。
ひよどり台は1970年代後半から開発された住宅地で、最寄りの鉄道駅まで距離があります。
人口は1990年頃約1.1万人をピークに、2025年は約5,500人とのことです。
エリア5系統の利用は2006年から2024年に約26%減った一方、便数は約6%減にとどまり、需給のズレがあるとのことです。
5系統全体では年間約2.6億円の赤字で、持続可能な路線網への転換が課題だと説明されました。
示されている三つの案は最終決定案ではなく、意見をいただくための素案・たたき台です。
120系統は素案の三案いずれも廃止方向です。名谷方面は87系統への集約が示されました。
2026年10月を目途に見直し案を示す。答弁の趣旨について、この理解でよいか確認しました。
素案が成案と誤解されやすい点もあります。住民の理解が進むよう、丁寧な説明と意見吸い上げを当局に求めました。
質疑②:120系統廃止の所要時間と運賃(正式試算)
写真はイメージです
陳情212号には、120系統廃止で名谷方面への移動が40分から1時間増えるとの記載があります。
この数字が独り歩きし、不安が広がっているのではないかと懸念を伝えました。
地域の不安を事実で整理するため、交通局の正式な試算を求めました。
答弁では、ひよどり台から名谷駅まで現行120系統は18分であることが示されました。
87系統(妙法寺駅経由)と地下鉄を組み合わせる場合、10〜15分程度の増加となる試算です。
地下鉄区間の運賃が追加で必要になる点も説明されました。
一定の不便・負担はあるものの、鉄道網を基軸としたバスの補完・フィーダーとして取り組むとの答弁でした。
試算結果を分かりやすく示し、住民の不安が和らぐ説明を当局に求めました。
質疑③:65・66系統と、住民説明の丁寧化
65・66系統について、素案で三案が示されています。
交通局は交通空白地を生じさせないと説明しています。
ただし、空白地が生じないことと、住民一人ひとりの生活実感は別の話だと指摘しました。
地図上に路線があることと、使いたい時間帯に本数が確保されていることは同じではありません。
通勤・通学・通院・買い物など、それぞれの暮らしがかかっています。
どの案を選んでも、住民の声の吸い上げが十分ではないと指摘し、改めて徹底を求めました。
副局長は、福祉施設が多い地域特性に鑑み、通常より早い時期から素案説明を重ねてきたと答弁しました。
秋ごろの見直し案提示に向け、周知を広げ、寄せられた意見を成案に反映する旨も示されました。
今の路線だけでなく、時間帯ごとの本数や暮らしの実感まで踏み込んだ説明を、引き続き当局に求めていきます。
要望:南町の声を現地で聞き、委員会で伝えました
120系統について、地域の声としてお伝えしました。
その背景には、現地での意見聴取があります。
連合自治会に未加入のひよどり台南町自治会から、120系統をめぐる切実な要望が寄せられています。
大塚公彦兵庫県議会議員、徳山敏子神戸市会議員が、自治会の方から直接意見を聞きました。
南町では120系統が名谷方面へ乗り換えなしで行ける唯一の足です。
完全廃止だけは避け、朝夕の通学・通院時間帯だけでも残してほしいという声が中心でした。
87系統への乗り換えを想定するなら、所要時間と負担が軽くなるダイヤの工夫も求められています。
こうした内容は当局にも既に伝達済みであることを確認したうえ、委員会でも地域の声としてお伝えしました。
120系統と合わせ、住民の意見をしっかり聞いたうえでの見直し案に仕上げてほしいと要望しました。
今後:2026年10月の見直し案、2027年4月実施想定
120系統の廃止は、交通局素案の三案いずれにも共通しています。
名谷方面への地下鉄駅連絡は、87系統の増便・延伸と地下鉄の組み合わせで代替する考えです。
65・66系統は、三案で減便・廃止・延伸の組み合わせが異なります。
三宮・神戸駅方面の直行便をどう整理するかが、主な分岐点です。
公明党は、住民の理解が進むよう、適宜適切な説明と対応を当局に求めていきます。
2026年10月頃の見直し案提示、2027年4月の実施想定に向け、引き続き監視していきます。
おわりに
市バス経営の厳しさは事実ですが、バスしかない地域にとって路線見直しは大きな関心事です。
現地で意見を聞き、議会で試算と説明の在り方を問う。この取り組みを続けます。
素案が成案と誤解されないよう、住民に寄り添った説明を当局に求め、納得のいく見直し案づくりを見守っていきます。
堂下豊史|神戸市会議員(神戸市北区)
神戸市北区を拠点に活動する神戸市会議員。
地域の声を市政に届けるため、議会活動や地域課題の解決に取り組んでいます。
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