TOPブログあんしんすこやかセンター全78圏域の事業者募集が始まりました[神戸市北区]神戸市会議員 堂下豊史

あんしんすこやかセンター全78圏域の事業者募集が始まりました[神戸市北区]神戸市会議員 堂下豊史

あんしんすこやかセンターは、高齢者の総合相談窓口です。こんにちは、神戸市会議員の堂下豊史です。その運営を担う事業者の募集が、市内の全78圏域で始まりました。

中学校区にひとつ、高齢者の相談窓口です

高齢者宅を訪問し玄関先であいさつする職員

写真はイメージです

国の制度でいう地域包括支援センターです。担当する区域を圏域と呼び、おおむね中学校区にひとつ、市内に78あります。

介護の相談を受け、高齢者虐待の防止に動き、ケアマネジャーを支えています。

運営するのは社会福祉法人や医療法人などの民間法人です。社会福祉士、保健師、主任のケアマネジャーに、支え合いを進める職員を加えた体制です。

あんしんすこやかセンターの募集は全78圏域が対象です

いまの契約が2027年3月末で終わるため、神戸市が8月17日に募集内容を示しました。

公募要領は8月20日に市のホームページに載ります。9月8日と9日の説明会への参加が応募の要件です。

応募書類の締切は10月5日、結果の発表は12月下旬です。2027年4月1日に新体制が始まります。

人が採れないという相談から始まりました

運営する法人から、募集しても応募が来ないという話を聞いてきました。欠員が埋まらず、残った職員が仕事を抱え込み、法人の持ち出しも増えます。

職員1人あたりの人件費に係る委託費は、2009年度に年額450万円へ改定されたあと、2025年度まで17年度にわたって据え置かれていました。

神戸地域包括支援センター会からも、人件費に係る委託費の増額を求める強い要望が本市に寄せられていました。

議会で取り上げ、1人560万円になりました

神戸市会の議場で質問する堂下豊史

神戸市会の議場で質問しました

2025年6月30日の福祉環境委員会で、人件費相当分が10年以上見直されていない点を質しました。物価も最低賃金も上がる中で、この水準では人が定着しません。

同年9月8日の本会議。公明党神戸市会議員団として、人件費に係る委託料の引き上げを求めました。

答弁に立った今西副市長は、増額する方向で検討する旨答弁しました。2009年度から動かなかった水準に、初めて動く見通しが立ちました。

9月26日の決算特別委員会でも、副市長が同じ方向を改めて示しました。

2026年度予算で、450万円が560万円になりました。1人あたり110万円の増額です。物価高騰を踏まえ、事務費も30万円から70万円程度に上がりました。

増えた分が職員に届いたという声を、現場で聞いています。17年動かなかったものが動きました。

増額までの経緯は、あんしんすこやかセンター人件費に係る委託費を増額に書いています。

残された課題について、要望が寄せられています

委託費は上がりましたが、現場の課題は残っています。関係者から、引き続き神戸市に要望が寄せられています。

カスタマーハラスメントへの対策、委託料の減額措置の撤廃、センターの人員配置基準の見直しなどです。

減額措置は、職員が欠けたときに委託料が減らされる仕組みです。残った職員が仕事をかぶっているのに、支払いは減ります。市はこの減額幅を2分の1まで縮めましたが、撤廃を求める声は続いています。

カスタマーハラスメントを受けたセンターは42パーセント

神戸市が2025年度に行った実態把握では、カスタマーハラスメントを受けたと答えたセンターが32か所ありました。全体の42パーセントです。

多いのは精神的な暴力です。大声を出される、どなられる、理不尽な要求を受けます。

圏域ごとに市から委託されているため、担当を替わることができません。相手が誰であっても、その圏域に住む限り関わり続けます。

神戸地域包括支援センター会は、行政が関与する相談窓口の設置を求めてきました。公明党神戸市会議員団としても、同じ窓口を求めています。2026年度予算では実現していません。

人員配置の基準は、高齢者の人口だけで決まります

高齢者と職員が同じ机で過ごす様子

写真はイメージです

職員を何人置くかは、圏域の高齢者人口で決まります。

けれども、虐待が疑われる家庭や、80代の親と50代の子がともに行き詰まった世帯の支援は、人口の多さと関係なく持ち込まれます。北区のように圏域が広ければ、一軒訪ねるだけで時間がかかります。

高齢化率や後期高齢者の数、要介護認定率といった数値で職員を加配できる、神戸市独自の基準がほしい。これも要望として寄せられています。

2025年12月の福祉環境委員会で、中学校区にひとつという体制のままでよいのかと尋ねました。市の答えは、見直しは難しい、というものでした。高齢者人口あたりのセンター数は政令市で5番目に多いためです。

数が多いことは、1か所の重さの説明になりません。

相談を受ける側が安心して働けるかどうかは、相談する側に返ってきます。あんしんすこやかセンターの職員の皆様が安心して働くことができる労働環境をつくることは、市民福祉の向上に直結します。

残された課題の解決に尽力します。

堂下豊史|神戸市会議員(神戸市北区)

神戸市北区を拠点に活動する神戸市会議員。
地域の声を市政に届けるため、議会活動や地域課題の解決に取り組んでいます。

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