TOPブログ都心の空き部屋課税案と北区の空き家[神戸市北区]神戸市会議員 堂下豊史

都心の空き部屋課税案と北区の空き家[神戸市北区]神戸市会議員 堂下豊史

相続した実家をどうするか。北区でも、管理や売却の相談が増えています。こんにちは、神戸市会議員の堂下豊史です。

2026年7月24日、都心の空き部屋課税を検討する答申が出ました。税率や導入時期は、まだ決まっていません。

生垣が伸びた空き家の外観

写真はイメージです

同じ「空」でも、都心の空き部屋と北区の空き家では処方が違う

答申の狙いは、都心の分譲マンションで実際に住んでいない部屋を減らし、住まいとして使う流れを促すことです。

北区でも、マンションの一室を所有している場合の空室相談はあります。ただ、現場で多いのは相続した戸建てや、管理が不安なまま年月が過ぎた家の話です。

都心マンションへの課税はこれから具体検討です。北区では、7月22日の空き家相談会や、スポンジ化の要綱づくりが進んでいます。

都心の空き部屋、課税の対象はどこまでか

専門家7人が、2025年5月から6回の審議を経て答申をまとめました。対象は、市中心部の分譲マンションで居住実態のない部屋の所有者です。

タワーマンションに限らず、区分所有の家屋全般が想定されています。戸建ては対象外で、税収より住まいとして使ってもらうことが目的、と答申は整理しています。

市は今後、新たな税制の導入に向けて具体的な検討に入ります。

タワマン約1800戸に住民登録がないという調査

市の調査では、2024年1月時点で市内のタワーマンションは約1万1千戸です。このうち約16パーセント、約1800戸で住民登録がありませんでした。

市は、都市計画の観点やマンションの管理面から、この状況を問題視してきたと報じられています。

京都市や寝屋川市でも、似た考え方の動きがあります。神戸はこれから制度を詰める段階で、他市と同じ制度になるとは限りません。

北区で聞く空き家の相談は相続と管理の不安が中心

老朽化した家屋の解体工事

写真はイメージです

北区には山あいの住宅地とニュータウンの両方があります。前者は道が狭く高低差があり、土地も建物も動きにくいことが多いです。

後者は同じ時期に一斉に入居したため、これから相続が重なります。成り立ちは違うのに、届く相談はよく似ています。

家は空いている。売るか貸すか壊すか、いずれ決めないといけない。でも急ぎではない。誰に聞けばよいかも分からない。そうやって何年か過ぎている、という声です。

都市交通常任委員会で尋ねたスポンジ化対策

空き家が一軒解決しても、隣の区画でまた一軒空く。虫食いのように穴が広がる状態を、都市のスポンジ化と呼びます。

神戸市は今年度、この対策の要綱をまとめています。2026年7月1日の都市交通常任委員会で、私も質問しました。

都市交通常任委員会で質問する堂下豊史

高齢の方が駅の近くへ住み替えられるようにすることと、車を使える若い世代が周辺の空き家を使えるようにすること。この二つをあわせて用意できないか、と尋ねました。

答弁の要点と全市の日程は、次の記事に書いてあります。

都市のスポンジ化対策と市民オープンミーティング

住んでいるうちと空き家にしたあとで制度が変わる

まだ住んでいる家の安全が心配な場合と、転居して空き家にしたあとの解体では、使える制度が分かれます。

手元の資金や転居の時期によって、動けるタイミングも違います。区役所の相談会で、この境目を確認できます。

北区の空き家相談会は2026年7月22日に開かれました。北神は8月26日です。相談会の予約先や制度の詳細は、こちらの記事をご覧ください。

北区の空き家相談会は7月22日、北神は8月26日

空き部屋の税率はこれから。9月6日は鈴蘭台へ

都心の空き部屋への課税は、答申が出た段階です。導入の是非や税率、対象の細部は今後の市の検討に委ねられます。

北区の暮らしに直結するのは、相続した家をどうするか、管理を誰に相談するか、まちの穴をどう埋めるか、という現場の話です。

スポンジ化のオープンミーティング第3回は、2026年9月6日(日)14時から16時、北区ベルスト鈴蘭台3階すずらん広場です。

参加無料、先着50名程度です。要綱づくりに向けた意見を出す場として、足を運べます。

オープンミーティング申込ページ

空き家や相続のことで迷ったら、公式LINEなのでご連絡ください。

堂下豊史|神戸市会議員(神戸市北区)

神戸市北区を拠点に活動する神戸市会議員。
地域の声を市政に届けるため、議会活動や地域課題の解決に取り組んでいます。

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