2025年国勢調査速報|北区の人口動向[神戸市北区]神戸市会議員 堂下豊史
こんにちは、神戸市会議員の堂下豊史です。
2025年国勢調査の速報結果が公表されました。
全国・神戸市・北区の人口と世帯の動きを並べ、北区から見た今後の市政についてお伝えします。
速報が示す結論 人口は減り世帯は増える
2025年10月1日時点の国勢調査速報では、人口の減少と世帯数の増加が同時に進んでいます。
全国では人口が2.5%減、世帯数は2.3%増となりました。
神戸市でも人口は1.8%減、世帯数は4.3%増です。
北区は人口が約3.3%減り、世帯数は約3.7%増えました。
人数は減っているのに世帯は増える。市政を考えるうえで、忘れてはならない点です。
全国と比べた神戸市の位置
神戸市の人口減少率1.8%は、全国の2.5%よりわずかに下回っています。
一方、世帯数の増加率4.3%は、全国の2.3%を上回っています。
1世帯当たりの人数は、全国2.15人、神戸市1.95人と、どちらも前回より減りました。
神戸市は2015年調査以降、人口減少が続いています。
戦後に増え続けた都市が、いま小さくなりつつ、世帯だけは増えている。そんな段階に入っています。
神戸市の区別動向
灘区、中央区、兵庫区では、前回に続き人口が増えました。
東灘区は前回横ばいだった人口が、今回初めて減少に転じました。
北区、長田区、須磨区、垂水区、西区は、前回に続き人口が減っています。
世帯数は全市9区すべてで増加しました。
市中心部と郊外で、人口の増減に差が開いています。
北区に見える3つの特徴
北区の人口は、2020年の約21万人から2025年は約20万4000人へと減りました。
減少率は全市平均1.8%を上回り、北区は神戸の中でも人口減のペースが速いひとつです。
一方、世帯数は約8万8500世帯から約9万1800世帯へと増えています。
1世帯当たりの人数は北区で2.22人と、全市平均1.95人や全国2.15人より多い水準です。
ただし前回からは確実に減っており、小さな世帯化の波は北区にも来ています。
北区本区と北神に分けると、北神は1世帯2.32人と世帯人数が多く、本区は2.16人です。
持家率が全市で最も高い区でもあり、一戸建てと高齢化が重なる北区の姿が見えてきます。
女性100人に対する男性の人数も、本区87.4人、北神92.1人と、長期的な減少傾向の中にあります。
数字の裏にある北区の実態
神戸市の都市計画資料でも、北区は全市平均より高齢化率が高い区の一つに数えられています。
郊外のニュータウンでは、若い世代の流出が長年続いてきました。
今回の速報も、その流れが止まっていないことを改めて示しました。
高齢の方が多く、若い家族が少ないほど、学校やバス、公共施設の維持負担は一人当たりにのしかかります。
北区で日々相談を受ける中でも、買い物や通院の足、地域のつながりの弱さが課題として繰り返し上がります。
議員として 北区の暮らしを支えていくために
人口が減っていくからといって、嘆いているだけでは北区の暮らしは守れません。
まず、ここに残ってくれる方々の生活を支えることが大切だと考えています。
高齢者の移動手段、買い物弱者対策、空き家や耐震の問題は、数字の外に出てくる切実な声です。
世帯数は増えても、1世帯の人数は減り続けています。
単身世帯の増加に伴い、孤独や孤立への対策は、一層深刻な課題になっています。
若い世代が北区に根を張れる環境も、あわせて整えていく必要があります。
子育て支援、不登校の子どもへの支援、フリースクール補助の創設など、議会で求めてきた取り組みは、この流れへの応えでもあります。
人口を増やすことと、減っても暮らせる地域づくりは、どちらも欠かせません。
バスの減便や地域コミュニティ施設の運営など、北区で積み上げてきた課題とも重なります。
統計だけでは見えない部分こそ、現場の声を市政に届ける議員の役割だと考えています。
北区のみなさんと、これから
国勢調査は5年に一度、地域の姿を確かめる機会です。
今回の速報は、神戸全市より北区の人口減が目立つことを示しました。
地元議員として、北区のみなさんの声を市政に届け、支援を申し上げていく活動を続けます。
交通、教育、福祉、地域コミュニティの在り方を、統計と現場の声の両方から見直していきます。
後日、YouTubeショートでも要点をお伝えする予定です。
北区のこれからについて、引き続き皆さまのご意見をお聞かせください。
(出典:総務省統計局「令和7年国勢調査 人口速報集計 結果の要約」、神戸市企画調整局「2025年国勢調査(速報)の公表について」)
堂下豊史|神戸市会議員(神戸市北区)
神戸市北区を拠点に活動する神戸市会議員。
地域の声を市政に届けるため、議会活動や地域課題の解決に取り組んでいます。
市政報告や地域の取り組みをLINEで配信しています。
