八多町、ダリアが動き出す[神戸市北区]神戸市会議員 堂下豊史
北区八多町のダリアについて、ご報告します。2026年6月27日、八多ふれあいセンターで開かれた「学んでHATA楽 茅葺Café」に参加しました。
花農家・西田達雄さんによるダリアトークをお聞きし、八多町のダリアについて改めて考えさせていただきました。
八多町とダリア
神戸市のダリア栽培は、1970年ごろ北区八多町で転作作物として始まったそうです。1973年ごろから本格的に広がっています。
八多町はもともと灘五郷の酒米どころです。減反のなかで水田を花畑にする試みがあり、北区の特産品紹介にはその経緯が書いてあります。
宝塚・上佐曽利は球根の産地として知られています。八多は切花のダリアが中心で、神戸に近い分、花を届けやすい土地でもあります。(出典:神戸市北区「特産品」)
ダリアトークの様子
13時から14時、ふれあいセンターのホールでダリアトークが行われました。西田達雄さんから、かつての栽培の様子や、現在取り組まれていることについて、お話を伺いました。
八多学園の生徒の方々も数名、聞きに来られていました。
会場には、赤や黄、白、紫のダリアが並んでいました。
西田達雄さん、ダリア栽培を再開
西田達雄さんは、ダリアの栽培を5年ほど前まで休まれていたとのことでした。ハウスに残っていた球根を見て、もう一度やろうと決められたそうです。
県の普及センターやJA、地域の女性グループからも声がかかり、栽培再開に向けた準備が進められています。JAでは、球根を分け合う取り組みも始まっているとのことです。
11月に掘り上げた球根を、翌春から6月ごろ希望者にお配りする、というお話もありました。球根を渡しながら、栽培の輪を広げていく考えとのことです。
八多学園の取り組み
八多学園6年生の「八多町わくわくプロジェクト」では、ダリアの復活がテーマのひとつです。
「世界に魅力を発信課」が「町でいちばん詳しい人」を探し、西田達雄さんに出前授業をお願いしたそうです。生徒たちは分球の仕方を学び、自分で植えました。
2025年10月の「はたっこフェスティバル」で発表してから、茅葺Caféなどで活動を続けています。芽が出なかった年もあり、地域の方と相談する会も開かれています。(出典:神戸市北神区役所「区長からの発信」)
茅葺Caféと出店
11時から16時は「八多茅葺Café」として、飲食の出店がありました。
八多町の「はたっこ食堂」ではコロッケとフライドポテト、附物のBAKERY MONTAGNEでは菓子パンやシフォンケーキが出ていました。
北区からはmaïne、北鈴蘭台のridge by coffee up!が交流出店しました。鹿の子台の石窯PIZZA松本商店、三田市のおこめさんも並んでいました。
事務局は「どーんと八多を楽しく元気にする会」です。トークのほか、寄せ植えのワークショップや、ハーブの苗の販売もありました。
トークの前後も、地域の方で会場はにぎわっていました。
西田達雄さんと学校、地域
この日は、西田達雄さん、八多学園の生徒の方々、地域のボランティアの方々が、同じ会場に集まっていました。
大きなプロジェクトというより、町のなかで花を広げ直そうとされている段階だと感じました。1970年代から続くダリアの歴史を、少しずつつないでいく試みが続いています。
これから
西田達雄さんは、一度途切れかけた栽培を、もう一度続けたいとお話しされていました。子どもたちの活動や、JA・普及所の支援もそこに加わっています。
北区には、淡河町の新鉄砲ゆりやチューリップなど、ほかにも花の産地があります。八多のダリアが、再び花店に並ぶ日が来ることを願っています。
堂下豊史|神戸市会議員(神戸市北区)
神戸市北区を拠点に活動する神戸市会議員。
地域の声を市政に届けるため、議会活動や地域課題の解決に取り組んでいます。
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