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交通安全 神戸市の死者増加も深刻化[神戸市北区]神戸市会議員 堂下豊史

交通安全について、兵庫県と神戸市の最新状況をご報告いたします。

こんにちは、神戸市会議員の堂下豊史です。

この記事は、2026年6月30日付の神戸新聞、兵庫県警察・警察庁の統計、神戸市から届いた交通事故資料などをもとにまとめました。全国の流れと照らし合わせて読み解きます。

神戸市も危うい 県内死者の急増

昨年、兵庫県の交通事故死者数は98人と過去最少を更新しました。

ところが2026年に入り、死者数は一転して急増しています。

神戸新聞は6月24日時点で60人、前年同期比1.5倍と報じました。

県警資料でも、65歳以上の死者が前年比15人増と、高齢者を中心に数が伸びています。

死者の増加数は全国で最も多い水準です。

過去10年の傾向に照らすと、年間140人近くになる恐れもある、と報じられています。

警察庁の2025年通年では、全国の死者は2,547人で過去最少、前年比4.4%減でした。

兵庫県も98人で県内過去最少でしたが、2026年に入ると全国との差が一気に開いています。

全国は微増 神戸を巡る兵庫だけ逆行

2026年5月末時点で、全国の死者数は前年同期比で微増です。死亡事故件数は968件、増加率0.2%です。

一方、兵庫県は53人で前年比19人増、増加率55.9%。全国の伸びを大きく上回っています。

2026年4月末の管区別では、近畿は119人で前年比19.0%増。全国810人(4.1%増)より目立ちます。

近畿の隣・大阪府は5月末38人で24.0%減。同じ地域でも、兵庫だけ死者が急増しています。

神戸市の死者 3年連続で増加

兵庫県警察の統計でも、増加の兆候ははっきりしています。

2026年5月末時点の死者数は53人で、前年同期比19人増、増加率55.9%でした。

全国では死者数が4番目に多い県です。人身事故件数自体は微減でも、死に至る事故だけが目立って増えています。

2025年は全国・兵庫とも通年で死者が減りました。兵庫98人は近畿7府県中、大阪120人に次ぐ規模でした。

過去10年を見ると、下半期の方が死者が多い傾向があります。油断は禁物です。

全国は2025年に過去最少2,547人まで減った流れがあり、県だけが2026年に逆行している印象です。

神戸を含む県 高齢者死者が急増

県警の2026年5月末資料では、65歳以上の死者は32人と最多で、前年比15人増でした。

同期の死者増19人の約8割が、65歳以上の増加です。数字の裏付けははっきりしています。

うち65歳以上の歩行者だけでも19人と、前年比11人増です。横断や夜間の歩行も含め、被害側で増えています。

25〜64歳の死者も14人と1人増ですが、増加の大きさでは高齢者が突出しています。

警察庁の2025年通年では、65歳以上の死者は1,423人で55.9%、前年比90人減でした。

全国は高齢者死者が減った年でした。兵庫の2026年前半は、その流れと逆方向に動いています。

神戸市 件数減でも死者だけ増加

神戸市から届いた最新資料が、市内の特徴をはっきり示しています。

人身事故件数は2023年4,327件から2025年3,959件へと減っています。件数だけ見れば改善に見えます。

ところが死者数は2023年20人、2024年21人、2025年25人と、3年連続で増加しています。

2026年1〜5月だけでも15人に達し、昨年1年間の25人に迫るペースです。

件数は減るのに、命を失う事故だけが重くなっている。これが神戸市のいまの姿です。

2025年の全国死者2,547人に対し、神戸市25人は少数です。ただし市内だけ3年連続で増えています。

全国が減る中、神戸だけ死者が積み上がっている点が、読み解くうえでの焦点です。

神戸市 高齢者死者の割合が再上昇

市資料では、高齢者の死者数と、全体に占める割合も示されています。

2023年は12人で60.0%、2024年は8人で38.1%、2025年は12人で48.0%でした。

2026年1〜5月は8人で53.3%。4月単月では3人中2人が高齢者で、66.7%に上っています。

2024年に一度下がった割合が、2025年以降再び上向いています。高齢化が進む市内では、長期的な課題です。

2026年1〜5月の53.3%は、全国2025年の55.9%とおおむね同水準です。高齢化の影響は県外と共通です。

警察庁の統計でも、75歳以上の免許保有者は増え続けています。

2024年時点で、75歳以上の免許保有者10万人当たりの死亡事故は4.8件です。

75歳未満は2.5件で、約2倍の水準が続いています。2025年も同程度で、全国共通のリスクです。

歩行中の死者の約7割が65歳以上という全国の特徴も、兵庫の歩行者被害増と重なります。

65歳以上の死者は2024年に1,513人、全体の56.8%でした。2025年は1,423人、55.9%まで減りました。

神戸市の高齢者比率の再上昇は、全国の改善トレンドの中で起きている、という見方もできます。

神戸の道路も視野 県警の集中取締

兵庫県警は、7月1日から集中的な取り締まりに乗り出します。

約60人の機動速度取締班を編成し、幹線道路の速度違反を10日間重点的に取り締まる方針です。

県警資料では、16〜18時の死者が最も多く、安全運転義務違反が最多の違反類型でした。

警察庁も、17〜19時台の死亡事故が多いと指摘しています。薄暮の歩行者対策は、国も県も共通課題です。

神戸新聞は、須磨区の大型二輪事故や、淡路島での事故増も報じました。地域差はありますが、市内全体の死者増は無視できません。

取り締まりだけでなく、目に見える取り組みで意識を高めたい、という狙いがあります。

警察の白バイによる速度取り締まりのイメージ

写真はイメージです

神戸市民へ しっかりと注意を

交通安全の取締りや広報の中心は、兵庫県警の役割です。7月の集中取締も、その一環です。

神戸市北区の議員として、死者増の数字を見て、改めて気を引き締めたいと思います。

2026年1〜5月だけで15人、高齢者の割合も53.3%。下半期はさらに事故が出やすい時期です。

県警資料では16〜18時の死者が多く、歩行者被害も目立ちます。薄暮時は早めの点灯、横断の前後確認を。

北区は山手と住宅が近く、生活道路やバス路線をよく使います。他区の道路も日常の移動に欠かせません。

一人ひとりの速度管理と、歩行者・自転車への配慮が、いちばん確かな対策です。県警の取組に合わせ、注意を続けましょう。

神戸市会議員 堂下豊史

神戸市民へ すべての世代が安全運転を

高齢者の死者・割合の上昇は、神戸市の急増を読み解くうえで欠かせません。

全国2025年は高齢者・歩行者の死者がともに減りました。神戸・兵庫の2026年は、その改善から逆行しています。

歩行者、自転車、二輪、四輪。加害にも被害にもなり得るのは、すべての世代です。

自転車事故の現場をうかがわせるイメージ

写真はイメージです

神戸市は交通安全計画で「人優先」を掲げています。国・県・市の取組を支えるのも、私たち一人ひとりの心がけです。

運転に不安のある方は、家族との相談や自主返納も選択肢のひとつです。無理のない判断を。

速度、確認、歩行者への配慮。当たり前を当たり前に続けることが、いちばんの対策です。

堂下豊史|神戸市会議員(神戸市北区)

神戸市北区を拠点に活動する神戸市会議員。
地域の声を市政に届けるため、議会活動や地域課題の解決に取り組んでいます。

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