フードサポートこうべ 本当に必要な人に必要なものを[神戸市北区]神戸市会議員 堂下豊史
フードサポートこうべは、神戸市が物価高対策で行う食料品と生活用品の無料配布です。
こんにちは、神戸市会議員の堂下豊史です。2026年5月18日の福祉環境委員会で、公明党の宮田公子議員がこの事業の改善を市に求めましたので、その内容をご報告いたします。
都庁前に数百人が並んだ
2026年7月4日、東京都庁前の食料配布会に、数百人が並びました(出典:公明新聞2026年7月22日付)。
主催するNPOによると、来場者は2020年4月の106人から、2026年5月には約1000人に増えました。
並ぶ列には、働く人も、子ども連れの家庭もいます。
主催者は、お金の苦しさと、頼れる人のいない孤立が重なっていると指摘します。
この列が映すのは、食べ物が足りない前に、困っても誰にもつながれない人が増えている現実です。
神戸のフードサポートこうべも、その人たちに向けた事業です。
問われているのは配る数ではなく、その一人に届く形になっているかどうかです。
神戸でも、もらえない人が出た
神戸市のフードサポートこうべでも、会場に来たのに受け取れない人が相次ぎました。
整理券をもらえない、行ったのにもらえない、という声です。
市は残りの回数で改善し、秋の開催に向けて配り方を見直すと答えました。
フードサポートこうべとは
フードサポートこうべは、食料品や生活用品を無料で配り、生活の相談も受ける事業です。
暮らしに困る人を支え、相談の窓口につなげることを目的にしています。
2026年度は国の交付金で対象を全区へ広げ、会場は全市26か所。1世帯3個までとして、その分、行き渡る世帯を増やしました。
来場した世帯の73%が年収300万円未満でした。暮らしに困る世帯へ、実際に届いていました。
届き方に穴があった
宮田議員のもとには、この配布をめぐる切実な声が多く届いています。
1000個の限定で、並んでももらえなかったという声がありました。
電車代やバス代をかけて行ったのに、受け取れなかった人もいます。
整理券をもらっても、指定の時間まで長く待たされる負担も指摘されました。
整理券を配ることがチラシに載っておらず、知らなかった人がいたと市も認めています。
配布日が決まっていて、その日に行ける人しかもらえない。不平等だという声も出ています。
公明党・宮田議員が議会で問うたこと
2026年5月18日の福祉環境委員会で、宮田議員はこれらの声を市にぶつけました。
整理券を配り、時間を置いて再び来てもらう今のやり方は変わらないのかと尋ねました。
数を増やせば整理券も増え、全体の待ち時間はさらに延びるのではないかと指摘しました。
さらに、秋の開催では本当に必要な人に届くよう、やり方を変えるべきだと求めました。
市の答弁
福祉局の副局長によると、会場ごとに配れる数には限りがあります。
1時間で1000人近くに配るのは難しく、時間を置いて来てもらう運営を当面続けるとしています。
福祉局長は、残りの回数で可能な限り運営を改善すると答えました。
あわせて市は、次回の垂水会場から配布数を増やすとしています。
そして秋の開催に向けて、どのような方法が望ましいかを庁内で議論して改善すると述べました。
数を増やすだけでは足りない
食料を配ることは、入り口です。
その先で相談につなぎ、孤立を防ぐことが、本当のねらいです。
会場に並んだ人は、支援につながろうと一歩を踏み出した人でもあります。
その人が手ぶらで帰れば、せっかく開いた入り口が閉じてしまいます。
整理券の案内も、配る数も、まず変えるべき点ははっきりしています。
ただ、数を配るだけでは、孤立した人に手が届く前に列が終わります。
食料が届くこと。そして、その人が独りのまま帰らないこと。そういうことこそ、大事なのではないでしょうか。
堂下豊史|神戸市会議員(神戸市北区)
神戸市北区を拠点に活動する神戸市会議員。
地域の声を市政に届けるため、議会活動や地域課題の解決に取り組んでいます。
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