「あんしんすこやかセンター職員の人件費について ― 議会での議論のご報告
あんしんすこやかセンター職員の処遇改善について
高齢者の身近な相談窓口である「あんしんすこやかセンター」は、地域包括ケアの中核を担う重要な拠点です。相談件数の増加や、認知症・独居・生活困窮など複合的な課題への対応が求められる中、現場の負担の大きさや人材確保の難しさが継続的に指摘されてきました。
センターの設置以降、相談対応の内容は年々高度化し、専門職に求められる役割も拡大しています。一方で、人件費水準は長期間にわたり大きな見直しが行われておらず、採用の難しさや欠員の発生、残る職員への負担集中といった課題が現場から報告されています。制度の安定的な運営を考えるうえで、人材の確保と定着は避けて通れないテーマとなっています。
また、職員に欠員が生じた場合に委託料が減額される仕組みについても、業務量が変わらない中で運営に影響が生じるとの指摘があり、制度のあり方が課題となってきました。
令和7年第2回定例会での質疑(質問者:坂口有希子議員/答弁者:今西副市長)
令和7年第2回定例会では、坂口有希子議員が質問に立ちました。あんしんすこやかセンターでは相談件数が増え、対応も複雑化している一方で、人件費水準が長年見直されていないこと、さらに欠員が出た際に委託料が減額される仕組みが人材確保を難しくしているのではないか、という点について市の認識をただしました。
これに対し今西副市長は、人材確保が難しい状況にあることは認識しているとしたうえで、人件費に相当する委託料については、来年度予算に向けて増額を検討していく考えを示しました。
決算特別委員会 総括質疑での質疑(質問者:𠮷田謙治委員/答弁者:今西副市長)
また、決算特別委員会の総括質疑では、𠮷田謙治委員が改めて人件費の水準と欠員の実態を取り上げました。現行の単価では人材が集まりにくく、実際に欠員が生じているセンターもあることから、単価そのものの見直しが必要ではないかと指摘しました。
これに対し今西副市長は、人件費部分については増額の方向で検討していると答弁し、現場の実情や他都市の状況も踏まえながら、具体的な水準を予算の中で議論していく考えを示しました。
現場が担う役割の大きさ
あんしんすこやかセンターの職員は、高齢者の総合相談にとどまらず、地域での見守りや関係づくり、啓発活動など、多様な役割を担っています。地域に入り込みながら支援を続ける存在であり、その活動が地域包括ケアの基盤を支えています。
今後の予算編成に向けて
新年度予算の編成が進む中、人件費相当の委託料についても検討が進められています。日々現場を支えておられる皆さまの実情が適切に反映される形となるよう、今後の動きを見守ってまいります。
