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高校入試の内申点50対50固定、見直しを議会で求めています[神戸市北区]神戸市会議員 堂下豊史

こんにちは、神戸市会議員の堂下豊史です。兵庫県の高校入試で内申点と学力検査の比率が50対50に固定されている課題について、議会での質疑と最近の動きをご報告いたします。

この記事は、2025年2月19日の教育こども委員会での私の質疑、神戸市総合教育会議の公開資料、新聞報道をもとにまとめました。

公立離れが進む今、内申点の見直しを求めています

公立高校の志望率が7割を切ったと報じられ、入試のあり方を見直す動きが出ています。

私は、内申点と学力検査を50対50に固定する兵庫県の制度の見直しを議会で求めてきました。

県と市の双方で検討の動きが出ており、議論を前に進める局面に入ったと考えています。

この課題は2026年1月にもブログで取り上げました。今回は7月の報道で明らかになった最新の状況をご報告します(前回の記事はこちら)。

きっかけは不登校のお子さんの保護者からの相談

落ち込むお子さんに寄り添う保護者

写真はイメージです

数年前、不登校のお子さんをもつ保護者の方から相談を受けました。

全日制の高校で同年代の友人をつくりたいと願っても、内申点の壁で受験を諦めざるを得ない、という趣旨でした。

兵庫県の公立高校入試では、中学校が作る成績の記録である調査書(内申点)と、当日の学力検査の比率が50対50に固定されています。

調査書は中学校での学習の記録をもとに作られるため、学校に通えなかった期間がそのまま評価の差になります。

当日の試験で力を出せても、調査書の評価で大きく不利になる。この仕組みが、挑戦する前に道を閉ざしていました。

授業料無償化で進む公立離れ、平均倍率は1倍割れに

2026年度から、私立高校の授業料への国の補助(就学支援金)が年45万7200円を上限に拡充され、所得制限もなくなりました。

私立を選びやすくなった影響は、志願動向にはっきり表れています。

神戸新聞は2026年7月12日の朝刊で、県内の公立高校志望率が67.9%と7割を切り、志願の勢力図が一変したと報じました。

2026年度の公立高校入試では、全日制の平均倍率が0.97倍となり、志願者数が定員を下回りました。

神戸市内の県立長田高校や県立御影高校といった進学校でも、倍率が1倍を下回っています。

兵庫県は県立高校の統合再編を進めていますが、無償化の影響を見極めるためとして、再編後期計画の延期も発表しました。

学校の統合を進めるなら、生徒をどう選ぶかという入試制度も合わせて議論する必要があります。

教育こども委員会で50対50固定の見直しを求めました

議会で質疑する堂下豊史

2025年2月19日の教育こども委員会で、この問題を取り上げました。

入試の比率は県の制度ですが、神戸市立の高校も同じ枠組みで選抜を行っています。

調査書と学力検査を同じ比率で固定しているのは、47都道府県のうち兵庫を含む10県だけでした(2024年度入試の資料)。

隣の大阪府では、学力検査と調査書の比率を7対3から3対7までの間で学校ごとに選べます。

当日の一回の試験だけで測るべきだという話ではありません。日々の努力を映す調査書と当日の力を測る検査のバランスを、学校の実情に応じて選べるようにする提案です。

不登校を経験した生徒が全日制の公立高校に挑戦できるよう、比率の柔軟化を訴えました。

この質疑の様子は動画でもご覧いただけます。

市の答弁:「社会の流れに合わなくなってきている」

田尾教育次長からは、50対50の固定について「社会の流れに合わなくなってきている」との認識が示されました。

県教育委員会と協議していく必要がある、との答弁もありました。

比率だけを市が独自に変えることはできません。県との協議が前に進むかどうかが、次の焦点です。

総合教育会議でも入試制度のあり方が課題に

2026年5月1日、市長と教育委員会が意見を交わす神戸市総合教育会議で、市立高校の今後のあり方が議題となりました。

会議では授業料無償化の影響が論点として示されました。

入試制度のあり方への課題意識も共有され、今年の秋に向けて市立高校の魅力を高めるプランづくりが進むと聞いています。

市立高校の推薦入試は市が単独で実施しており、市の工夫で改善できる余地もあります。

市立の側でも、生徒に選ばれる高校づくりと入試の見直しが動き始めています。

今後:県教育委員会との協議を前に進めます

机に向かって勉強する制服姿の生徒

写真はイメージです

公立離れを示す数字が出た今が、内申点の議論を動かす機会だと考えています。

制度の議論には時間がかかりますが、受験生にとっての一年は取り戻せません。

学校ごとに比率を選べる仕組みへ、県教育委員会との協議が具体化するよう引き続き働きかけていきます。

不登校を経験した生徒も全日制の高校に挑戦できるよう、神戸から声を上げ続けます。

堂下豊史|神戸市会議員(神戸市北区)

神戸市北区を拠点に活動する神戸市会議員。
地域の声を市政に届けるため、議会活動や地域課題の解決に取り組んでいます。

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