TOPブログ道場地域で動き出したアライグマバスターズ[神戸市北区]神戸市会議員 堂下豊史

道場地域で動き出したアライグマバスターズ[神戸市北区]神戸市会議員 堂下豊史

こんにちは、神戸市会議員の堂下豊史です。KOBEアライグマバスターズについて、道場地域での捕獲報告と地域の方から伺った声をまとめました。

2026年6月、神戸市が始めたアライグマ被害防止策について発信しました。道場地域で活動されている方から、箱わなにアライグマがかかったとの報告をいただきました。

道場地域で実際に箱わなにかかったアライグマ

道場地域で箱わなにかかったアライグマ。

アライグマバスターズが地域で動き始めています

KOBEアライグマバスターズは、地域の団体がアライグマの捕獲活動に協力する制度です。神戸市が箱わなを貸し出し、登録団体が設置場所の検討、見回り、餌の交換などを担います。

捕獲した場合は1頭あたり3,000円の謝礼があります。一定の要件を満たし、搬送や処分まで担う場合は、さらに5,500円が上乗せされます。

制度そのものは市が用意します。しかし、実際にわなを置き、見回り、地域の状況を見てくださる方がいなければ、被害の把握も捕獲も進みません。

今回の報告は、その制度が地域の手で動き始めたことを示すものです。

道場地域で寄せられた捕獲報告

今回、道場地域で活動されている方から、箱わなにアライグマがかかったとの報告をいただきました。

道場地域交流センター周辺で、箱わなにアライグマがかかったとの内容です。

ただし、回収のために別の方が確認に行った時には、アライグマは罠から逃げていたとのことでした。

これは失敗談ではなく、地域で捕獲に取り組む難しさを示す大事な教訓です。

設置した場所の周辺には竹林や藪があり、地域の方からは「放置竹林がすみかになっているのではないか」という声もありました。今回の報告は、単に1頭がかかったという話にとどまりません。

どこに出没しているのか。どのような環境にすみついているのか。地域で動く方の観察が、次の対策を考える材料になります。

捕獲だけでは見えない根本の課題

アライグマは、屋根裏や床下に入り込むことがあります。糞尿被害や農作物被害に加え、近隣の生活環境にも影響します。

2025年9月の決算特別委員会第3分科会で、当局は、北区・西区の農村地域ではイノシシやアライグマなどによる農作物被害が発生していると説明しています。

2024年度の農作物被害は約4,600万円で、そのうちアライグマによるものが約7割とされています。

屋根付近にいるアライグマのイメージ写真

アライグマの侵入被害のイメージです。

捕獲は重要です。一方で、すみかになりやすい場所、入り込みやすい建物、餌になるものがある環境をそのままにしておけば、同じ場所で被害が続く可能性があります。

道場地域で伺った放置竹林の話は、地域課題として受け止める必要があります。獣害対策は、捕獲と環境整備を切り離して考えることができません。

神戸市の対策は捕獲と防護の両方です

神戸市は、KOBEアライグマバスターズに加え、歴史ある建築物などを対象にした獣害対策支援補助金も設けています。

対象は、築年数がおおむね50年以上の建物、かやぶき屋根の建物、文化財などです。アライグマやハクビシンの侵入防止、糞尿や巣材の撤去、消毒などに対し、10万円または実費のいずれか低い額が補助されます。

また、神戸市鳥獣相談ダイヤルでは、アライグマやハクビシンなどの目撃・被害情報を受け付けています。電話番号は078-333-4408で、受付時間は8時00分から21時00分です。

必要な人へ制度を届けることも課題です

私は、議会でも有害鳥獣対策の広報について議論してきました。制度があっても、必要な方に届かなければ、利用されず、効果も十分に発揮されません。

神戸市は、農会長会、回覧、JAの部会、農業振興センターのミニ通信、広報紙KOBEなどを通じて、アライグマ対策の周知を進めると答弁しています。

今回の道場地域での捕獲報告は、制度を知り、地域で動く方がいることで、対策が地域に届き始めていることを示しています。

地域で動く皆さんへの感謝

箱わなの設置や見回りは、地道な作業です。地域の方が時間を使い、状況を見て、行政の制度につないでくださっています。

その積み重ねが、被害の実態を明らかにし、次の対策の判断材料になります。今回お話を伺い、地域で動く皆さんの力が制度を支えていることを改めて感じました。

軒下にいるアライグマのイメージ写真

軒下にいるアライグマのイメージです。

道場地域の課題を次の対策へ

アライグマ対策は、捕獲頭数だけで評価できるものではありません。被害がどこで起き、どの環境が背景にあるのかを見ながら、地域ごとに対策を重ねる必要があります。

道場地域で寄せられた報告を、地域課題の可視化につなげていきます。取り組んでくださる皆さんに感謝しながら、制度がさらに使いやすく、実効性のあるものになるよう確認を続けます。

アライグマやハクビシンの目撃・被害がある場合は、神戸市鳥獣相談ダイヤルへご相談ください。地域の情報が集まるほど、市は出没場所や被害状況を把握しやすくなります。

堂下豊史|神戸市会議員(神戸市北区)

神戸市北区を拠点に活動する神戸市会議員。
地域の声を市政に届けるため、議会活動や地域課題の解決に取り組んでいます。

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