有馬の課題解決へ!休日の児童預かりが9月始動[神戸市北区]神戸市会議員 堂下豊史
児童預かりの取り組みについて、神戸市会議員の堂下豊史です。9月12日、「有馬地域における児童預かり施設」のオープニングセレモニーに参加しました。ここまでの経緯を振り返ります。
令和6年7月、地域から旧有馬幼稚園舎を活かした預かりの声をうかがうなか、教育委員会や北神区役所など関係部署と協議を重ねてきました。
明治安田生命様による企業版ふるさと納税の支援と施設整備
事業の拠点となる旧有馬幼稚園舎の整備に、明治安田生命相互会社様より企業版ふるさと納税として7,500万円のご寄付をいただきました。ご寄付に心から感謝申し上げます。
この寄付金で旧園舎の改修工事が進み、2026年8月末に引き渡しが完了しました。子どもを預かる利用は、9月中旬から始まります。当面は日曜日と祝日と大型連休からです。
2026年9月12日、「有馬地域における児童預かり施設」のオープニングセレモニーでのテープカット
旧有馬幼稚園舎を改修した児童預かり施設の外観
休日の児童預かりと預け先の課題
有馬では、土日祝や長期休暇に子どもを預けられる場が十分に整っていませんでした。有馬温泉まちづくり基本計画実行委員会では、保育園が休む日や、日曜・祝日など学童保育がない日に預かる仕組みを検討してきました。
有馬小学校・保育園の保護者など64人への調査では、76.6%が学童保育があれば利用したいと答えました。土日祝や長期休暇の需要も見られました。
有馬温泉では、土日祝や長期休暇は観光で忙しくなる時期でもあります。保育園が休む日や、日曜・祝日など学童保育がない日に、預け先が十分に整っていないことが、働く保護者の不安や人材不足の一因にもなっていました。
現場での試行を経て、有馬児童預り事業共同事業体が運営事業者として選ばれ、旧有馬幼稚園舎を拠点に預かりが担われます。
2024年8月、教育こども委員会が視察した京都大学「KuSuKu」
京都大学は2023年12月9日、学童保育所「キッズコミュニティ(KuSuKu)」を開設しました。ねらいは研究・学業と子育ての両立支援です。土日祝や長期休暇に預け先が必要になるニーズに合わせ、原則その期間に開所します。
利用できるのは、京都大学在籍の教職員や学生(正規生)が保護者の、小学1年生から6年生までのお子さんに限られます。2024年8月20日、市会教育こども委員会の行政調査で、私も含めて現地を視察しました。
KuSuKuは、研究者が講師となるプログラムなど、大学ならではの学びの場です。私も委員会で視察した経験を踏まえ、有馬温泉まちづくり基本計画実行委員会の関係者の方に、京大の取り組みをご紹介しました。2024年10月、実行委員会の関係者が京都大学を視察されました。先日、その視察の感想をうかがうと、京大は京大の子どものために、有馬は有馬の子どものために、預かる場を整える。そうした考え方のもと、「ここまでやらなければならない」という気持ちが広がり、本格的に取り組む動きにつながった、とのことでした。それを聞いて、実行委員会の方におつなぎできて良かったと思いました。
2024年8月、教育こども委員会の行政調査で視察した京都大学 KuSuKu の屋内
市と区が果たす役割
経済観光局は、観光地の人材不足などに資する事業として位置づけています。立ち上げ3年間、運営面の補助が行われます。
北神区役所は、地域団体や関係部局との調整を進めてきました。ご尽力に感謝申し上げます。
利用対象と料金
利用対象は、神戸市立有馬小学校の在籍児童、または保護者が神戸市北区有馬町に在住・在勤の児童です。定員20名、先着制です。当面は日曜日と祝日と大型連休からです。試行では1日15〜18人程度利用があったそうです。
日曜や祝日など、学童保育がない日に子どもを預けられる。それだけで、働き方の選択肢が変わっていくと思います。利用料は、朝から夕方までお昼とおやつ付きで、1回2,500円が目安です。有馬小学校に通うお子さんは、さらに負担を抑えられる設定です。
地域全体の活性化と子育てしやすい環境づくりに向けて
9月12日のセレモニーでは、市長の挨拶で「全国でも初めての試みで、こうした課題を持つ地域の参考になることを期待している」と述べられました。
有馬児童預り事業共同事業体の皆さまをはじめ、関係各位の尽力に敬意を表します。利用が始まってからも、現場の声を市政へ届けていきます。
堂下豊史|神戸市会議員(神戸市北区)
神戸市北区を拠点に活動する神戸市会議員。
地域の声を市政に届けるため、議会活動や地域課題の解決に取り組んでいます。
市政報告や地域の取り組みをLINEで配信しています。
