TOPブログ就学前発達支援の強化提起と全区拡大[神戸市北区]神戸市会議員 堂下豊史

就学前発達支援の強化提起と全区拡大[神戸市北区]神戸市会議員 堂下豊史

就学前からの発達支援強化を議会で提起し、制度の前進へ

こんにちは。神戸市会議員の堂下豊史です。

令和3年第1回定例市会(2021年6月25日)において、私は「こうべ学びの支援センターの支援の在り方」と「通級指導が必要と思われる児童・生徒への早期支援」について質疑を行いました。

私が一貫して強調してきたのは、入学後の対応に偏らせず、就学前の段階から必要な支援につなげる体制を整えることの重要性です。

入学後では遅いという課題意識

当時、こうべ学びの支援センターへの相談は小学校低学年が多く、支援が必要な子どもが入学後に初めて本格的な相談につながる構造が見えていました。

また、通級指導が必要と思われる児童・生徒の潜在数調査では4,121人という結果が示されました。

こうした実態を踏まえ、私は議会で、就学前からの相談体制の強化と、新小学1年の段階から専門的に関わる仕組みづくりを求めました。

さらに、保護者が学校に相談しても学校判断で「様子見」となり、支援センターへつながらない場合があることを指摘し、学校の判断等に左右されることなく必要な支援へ確実につながる体制の再構築を提起しました。

発達支援は早期対応が鍵であり、幼児期からの切れ目ない支援が不可欠であるとの問題意識を明確にしました。

2023年「こべっこ発達専門チーム」の発足

その後、2023年に神戸市は、医師・保健師・心理士・福祉職で構成する「こべっこ発達専門チーム」を発足させました。

乳幼児健診後の発達二次健診や家族相談を実施し、面談や簡易な検査、行動観察を通じて助言を行い、必要に応じて療育センター等の専門機関へつなぐ仕組みを整えました。

未就学児段階での専門的な関与を制度として位置づけた点は、就学前介入の強化という観点から重要な前進であると受け止めています。

全区拡大で「待たせない支援」へ(出典:神戸新聞)

さらに神戸市は、「こべっこ発達専門チーム」による相談事業を全9区へ拡大しました。

保健師らが各区に出張し、1~6歳の未就学児の発達に関する悩みに対応しながら、療育センターなど専門機関へつなぐ役割を担う取組です。

神戸新聞の報道によれば、発達相談の増加により予約待ちが生じていた状況の中で、2023年に垂水区・西区、2024年に東灘区・灘区へと段階的に体制を整え、本年度は残る5区にも拡大しました。

その結果、最大で半年かかっていた予約待ちが1カ月半程度に抑えられているとされています。(出典:神戸新聞)

相談は居住区の区役所(北須磨支所を含む)で対応し、申込みは市の専用サイトから行う形となっています。

発達支援は「待たせない」ことが重要です。

幼児期に気づき、就学前につなぎ、安心して学校生活を迎えられる環境を整えることが、子どもとご家族の安心につながります。

今後も、就学前から切れ目なく支援が届く体制のさらなる充実を求めてまいります。

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