2月議会が開会 令和8年度予算の市長提案説明を受けて[神戸市北区]神戸市会議員 堂下豊史
2月議会が開会しました。
本会議では、令和8年度予算に対する市長の提案説明が行われました。
今回示された予算案には、公明党神戸市会議員団、そして私自身が議会で継続して取り組んできた内容が数多く盛り込まれています。今後、約1か月にわたり議会で本格的な審議が行われます。
令和8年度予算の基本的な考え方
神戸市は、人口減少や少子高齢化が進む中、これまでの成長モデルとは異なる新たな都市運営が求められています。
市長からは、データやエビデンスに基づく政策(EBPM)の推進、市民参画を軸とした持続可能なまちづくりを進めていく方針が示されました。
令和8年度予算は、次の「5つの柱」に沿って編成されています。
- 強靱で力強いまちづくり
- 人間らしい温かいまちづくり
- グローバル社会に羽ばたくまちづくり
- 海と山を感じる美しいまちづくり
- 対話と参加が進むまちづくり
予算規模は、
一般会計:約9,779億円
全会計:約2兆円規模
とされ、早期着手事業は補正予算と一体でスピード感をもって進める方針です。
主な施策のポイント
防災・安全の強化
- 南海トラフ地震などを見据えた備蓄拠点整備
- ICTを活用した防災体制の高度化
- 福祉避難体制の強化
- 救急医療・精神科救急の体制強化
- 防犯カメラの増設、通学路の安全対策
災害対策・福祉避難体制・地域防災力の強化など、これまで議会で訴えてきた論点が具体化しています。
子育て・教育支援の充実
- 学童保育の拡充、放課後の居場所づくり
- 小学校給食の無償化
- 高校通学定期代の支援継続
- 「コベカツ」(部活動の地域展開)の本格実施
- フリースクール利用料助成の創設
- 妊婦健診・産後ケアの拡充
子育て世帯の負担軽減と教育環境整備が大きな柱として位置づけられています。
生活支援・福祉施策
- 食料支援の全区展開
- 社会福祉施設への運営支援
- 高齢者就労支援の拡充
- 医療的ケア児・障害者支援の充実
- 介護施設の大規模改修支援
物価高騰対策や生活困窮支援も重点施策として盛り込まれました。
産業・国際都市戦略
- 神戸空港の国際化に向けた基盤整備
- 海外ビジネス展開支援
- スタートアップ・AI人材育成
- 観光振興、ナイトタイムエコノミー推進
国際都市としての成長戦略が明確に打ち出されています。
都市整備・地域活性化
- 三宮・ウォーターフロント再整備
- 駅周辺リノベーション
- 空き家対策の強化
- 団地・郊外住宅地への支援
- 里山・農業・森林再生
人口減少時代を見据えた都市構造の再編が大きなテーマです。
行政改革・市民参画
- 書かない窓口などデジタル化推進
- EBPMによる政策運営
- 地域活動・学生参画の支援
行政運営そのものの改革にも踏み込んだ内容となっています。
議会で取り組んできた課題が反映
今回の予算案には、
- 防災・福祉避難体制
- 食支援の拡充
- 子育て支援
- 部活動の地域移行
- 高齢者・障害者支援
- 地域交通・まちづくり
など、公明党神戸市会議員団として、そして私自身が継続して議会で訴えてきた課題が多く盛り込まれています。
現場の声を丁寧に拾い上げ、議会で粘り強く提案してきた積み重ねの成果だと受け止めています。
今後の審議に向けて
今後の議会審議では、
- 実効性が担保されているか
- 現場に届く制度設計になっているか
- 財源の使い方は適切か
をしっかり確認し、市民生活に直結する政策としてさらに磨き上げていきます。
人口減少時代の神戸のかたち
人口減少時代においては、「量の拡大」ではなく「質の転換」が問われます。
安全・子育て・福祉・教育・産業・都市整備を横断しながら、神戸らしい持続可能なまちづくりを実現できるかが重要です。
引き続き議会の場で議論を重ね、市民の暮らしを守る政策として一つひとつ形にしてまいります。
