TOPブログ神戸空港の国際化を契機に―瀬戸内地域の観光を推進する市議会議員連盟が発足

神戸空港の国際化を契機に―瀬戸内地域の観光を推進する市議会議員連盟が発足


瀬戸内地域の観光を推進する市議会議員連盟の設立総会に参加しました

 本日、瀬戸内地域の観光を推進する市議会議員連盟の設立総会に出席しました。
本議連は、瀬戸内沿岸の11市が連携し、神戸空港の国際化を契機に「西へ開く」観光動線づくりを進め、地域のさらなる発展を目指す目的で設立されました。

11市で構成する瀬戸内沿岸の連携

本議連は、神戸市、明石市、姫路市、岡山市、倉敷市、広島市、呉市、廿日市市、下関市、高松市、松山市の11市で構成されています。いずれも瀬戸内海に面し、歴史的にも地理的にも深いつながりを持つ沿岸都市です。

神戸空港の国際化を契機に、「西へ開く」観光動線へ

冒頭の挨拶では、発起人の岡山市議会議長の田口裕士氏から、議連設立の趣旨について説明がありました。

神戸空港の国際化は、関西の観光動線を見直す大きな転機です。従来どおり東を向けば、人流は大阪・京都へ集中しますが、神戸を起点に「西へ向かう流れ」をつくることで、瀬戸内の自然・文化・芸術など世界に誇る観光資源を一体的に生かすことができます。
議員は施策を直接実行する立場にはありませんが、都市や党派を超えた連携と、議会・国への働きかけは可能です。こうした共通認識のもと、瀬戸内全体の価値向上を目指し、本議連が発足しました。

瀬戸内を「点」ではなく「面」で捉える発想

瀬戸内海は、古くから物流・文化・人の往来を支えてきた「海の回廊」です。
本議連を構成する11市は、兵庫・岡山・広島・山口・香川・愛媛へと連なり、港湾、城下町、産業都市、島しょ部など、それぞれ異なる個性と魅力を育んできました。

これらの都市を点ではなく線、さらに面として捉え、神戸空港を国際的な玄関口として広域で結び直すことにより、瀬戸内全体を一体的な観光圏として国内外に発信することが可能になります。


瀬戸内地域観光推進市議会議員連盟設立総会で挨拶する久元喜造神戸市長

挨拶を行う 久元喜造 神戸市長

続いて、久元喜造神戸市長から挨拶があり、神戸空港の国際化を見据えた広域観光連携の重要性と、瀬戸内地域が一体となって魅力を発信していく意義について述べられました。


瀬戸内地域観光推進市議会議員連盟設立総会で挨拶する坊やすなが神戸市会議員

挨拶を行う 坊やすなが 神戸市会議員

また、菅野吉記神戸市会議長、神戸市会前議長の坊やすなが神戸市会議員からも挨拶があり、瀬戸内地域が連携して観光を推進する意義とともに、広域連携において議会が果たす役割への期待が述べられました。

新体制の発足と今後に向けて

その後、役員体制の承認が行われ、坊やすなが神戸市会議員が本議連の会長に就任しました。

瀬戸内全体の価値向上を目指して

神戸空港の国際化を単なる空港機能の拡張で終わらせるのではなく、
瀬戸内全体の魅力を生かす「西向きの観光戦略」へとつなげていくこと
そのために、都市や党派を超えた議員連携の枠組みとして、本議連は大きな意味を持っています。

瀬戸内を中心とした仲間の輪は、まだまだ広げていくことができます。
それぞれの街の発展、そして瀬戸内全体の価値向上に向け、引き続き取り組んでまいります。