市民参加で育てる公共空間とは — からと集会所跡地ワークショップ(第3回)報告[神戸市北区]神戸市会議員 堂下豊史

市民参加で育てる公共空間とは ― からと集会所跡地ワークショップ(第3回)報告
からと集会所跡地の活用策を検討する全4回のワークショップの第3回に参加しました。今回は、公園・広場づくりの専門家である(株)環境緑地設計研究所の辻 信一さんを講師にお迎えし、市民参加による公共空間づくりについてお話を伺いました。
概要
第3回ワークショップでは、辻さんがコーディネートしてきた「みなとのもり公園」を事例に、計画段階から完成後の運営まで、市民が関わり続ける公園づくりの考え方について学びました。
ポイント・特徴
・かつて貨物駅だった土地を活用し、ゼロから公園計画を立ち上げた事例
・ワークショップを重ね、市民の声を設計に反映
・完成後も「運営会議」による自律的な管理・運営を継続
取り組みの背景
公園は「つくって終わり」ではなく、使いながら育てていく公共空間です。立地条件を否定するのではなく、前向きに捉え直し、その場所ならではの価値を引き出す発想が重要であることが示されました。
市民参加の意義
印象的だったのは、市民参加とは単に意見を出すことではなく、完成後も関わり続ける関係を築くことだという点です。運営会議を通じて使い方やルールを話し合い、公園への愛着と責任が育まれています。
今後に向けて
所用により短時間の参加となり途中退席いたしましたが、市民参加による公共空間づくりの本質について、多くの示唆を得ることができました。
堂下豊史|公式情報発信
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