TOPブログ【議会報告】環境局に対し3点質問しました 森林資源・資源回収・浄化槽[神戸市北区]神戸市会議員 堂下豊史

【議会報告】環境局に対し3点質問しました 森林資源・資源回収・浄化槽[神戸市北区]神戸市会議員 堂下豊史

本日の福祉環境委員会で環境局に質問しました

福祉環境委員会で質問する様子

▲福祉環境委員会で質問する様子

こんにちは。神戸市会議員の堂下豊史(どうした とよじ)です。
本日の福祉環境委員会にて、環境局に行った質問内容をご報告いたします。


KOBE備長炭実証事業について

市内の森林資源を生かす意義ある取組として大いに期待している一方で、
委員会に示された資料の記載が「炭窯や建屋等の設計費用」にとどまっており、
現時点では事業の具体的な姿が伝わりにくいため、もう一歩踏み込んだご説明をお願いしました。

炭窯という特殊な設備を整備し、今後、建設費・運営費も一定の負担を伴う実証事業であることを踏まえ、
議会としても内容を十分に理解し、議論を深めていけるよう、必要な情報を丁寧に共有していただきたい旨をお伝えしました。

森林資源活用の取組が前向きに進むよう、引き続き確認してまいります。


資源集団回収の休止団体への対応について

資源集団回収については、登録を継続しているものの、令和6年度の活動実績がない団体が
51団体 あることが確認されています。

そこで、これらの団体に対する現状把握と支援の進捗状況について確認しました。

地域の皆さんが支え合いながら続けてこられた大切な活動です。
活動が難しくなっている団体にも丁寧に寄り添い、統合や業者紹介など必要に応じてサポートが進むよう、引き続きお願いしました。


単独処理浄化槽からの転換促進と住民負担の軽減について

単独処理浄化槽から合併処理浄化槽への転換促進について、
兵庫県水質保全センターからの要望も踏まえ質問しました。

① 転換が進みにくい要因について

現在も719基 が残存していますが、
住民の皆さまにとって「転換を選ぶ動機づけ」が十分ではないことが、進みにくさの一因として示されました。

だからこそ、費用面の負担軽減や利便性向上など、
市として転換を後押しする具体的な工夫が必要であるとお伝えしました。

② 北区に偏在する実態を踏まえた重点的対応

単独処理浄化槽は北区に偏在しているため、
地域の実情に応じた対策が必要だと提案しました。

③ 老朽化による生活衛生リスクへの対応

耐用年数を超えた浄化槽の増加が懸念され、
生活衛生への影響も無視できません。

更新時期の把握や「見える化」を進め、早期転換の働きかけを求めました。

④ 市有施設の単独処理浄化槽のゼロ化推進

市民にお願いする以上、市有施設に残る21基の解消も急ぐべきと要望しました。

⑤ 維持管理費負担の軽減について

下水道利用世帯との経費格差は約3倍とも言われ、
公平性の面でも課題があります。

国制度の活用支援や対象拡大に向けた国への働きかけをお願いしました。


おわりに|暮らしと環境を守るために

住民の皆さまが安心して暮らし続けられるよう、
環境負荷の低減と生活衛生の安全確保は欠かせない視点です。

本日の委員会での答弁内容については、整理のうえ後日あらためてご報告させていただきます。

これからも、市民の皆さまの声を丁寧に伺いながら、
まっすぐに市政へ届けてまいります。
ご意見やお困りごとがございましたら、いつでもお気軽にお寄せください。

神戸市会議員 堂下豊史