岡場駅前・一体型と万博型の2案で検討中[神戸市北区]神戸市会議員 堂下豊史
こんにちは、神戸市会議員の堂下豊史です。今回は、岡場駅前広場の再整備について、現在どのような検討が進んでいるかをお伝えします。
いま岡場駅前は案A・案Bで検討中
神戸市は、岡場駅前広場を北神地域の「顔」として再整備しています。
2023〜24年のワークショップで「道路を一部残す案」にまとまりました。
昨秋から地域に「もう少し、広場らしい形にしてほしい」という趣旨の声が上がり、計画の見直しが始まりました。
2026年2月の第5回ワークショップでは、道路・歩道区分をなくし、バリアフリーで区役所や商業施設へつなぐ広場整備への意見が圧倒的多数となりました。
2026年5月9日の第6回では変更案A・変更案Bが提示され、現在はこの2案を軸に議論が進んでいます。
駅前整備が目指すこと
岡場駅前は、電車とバスがつながる北神エリアの拠点です。
北神区役所や北神図書館、エコール・リラなど行政・商業施設が集まる場所でもあります。
神戸市の「リノベーション神戸」では、駅前の再整備を人口減少の悪循環を断ち切るきっかけにし、交流と町の活性化につなげる考え方です。
第1回から第4回までの歩み
おかばエキマエワークショップは、2023年3月の第1回から始まりました。
芝生広場の使い方や地域らしいデザイン、完成後の関わり方などを地域と一緒に考えてきました。
2024年6月2日の第3回では「おかばひろばまつり」を開き、駅前の道路を通行止めにして広場の使い方を体感しました。
2024年6月2日に岡場駅前で開催された「おかばひろばまつり」の様子。人工芝を敷いた休憩スペースなど、駅前を地域交流の場として活用しました。
第4回ではまつりの振り返りと、駅前でできるイベントの可能性を議論しました。
この流れを経て整備計画案がまとまりましたが、道路を残す現行案には「もっと歩きやすい広場にしてほしい」という声が続いていました。
おかばエキマエワークショップ第6回配布資料より
2026年2月、第5回で計画が動いた
2026年2月1日の第5回ワークショップは、計画更新の出発点となりました。
参加者23名が集まり、これまでの整備案への意見と、より良い案への方向性を話し合いました。
「道路と歩道橋をなくし、平坦な広場にしてほしい」「区役所へバリアフリーでつながってほしい」という意見が多く出ました。
「広くて歩きやすい広場」「日常的にくつろげる広場」「イベントができる開かれた広場」など、5つの視点で要望が整理されました。
交番の設置、夜間の明るい照明、屋根付きの乗降スペース、キッチンカーや芝生、ミストや日陰なども挙がりました。
第6回で提示された変更案AとB
第5回の意見を踏まえ、第6回(2026年5月9日)で変更案AとBが提示されました。
案Aは、駅前の道路をなくし、広場面積を最大限に確保する一体型の考え方です。
芝生広場(約850平方メートル)とイベント広場(約650平方メートル)を大きく配し、水場やデッキも設けるイメージです。
駅を出てすぐ芝生の広場があり、エコール・リラ側にイベント広場を置く構成です。
平日は子どもが遊ぶ芝生空間、イベント時はステージや市場でにぎわう広場として描かれています。
おかばエキマエワークショップ第6回配布資料より
変更案Bと北側の方向性
変更案Bは、小さな広場を分散させ、日常使いとイベントを両立させる案です。
芝生広場、休憩広場、イベント広場、林間広場などをちょこちょこ配置する「万博型」のイメージです。
「新しい里山」をコンセプトに、自然の景観を活かした駅前空間を目指す考え方が示されています。
平日はくつろぎの場、イベント時は市場や催しでにぎわう使い方が想定されています。
建設局の説明では、北側の広場づくりは案Bの方向性が示され、議論が進んでいます。
おかばエキマエワークショップ第6回配布資料より
工事の進み方とこれから
再整備は段階的に進められます。バスロータリー改良は2025年6月に完了しています。
岡場駅前線の工事は2026年3月に着工し、2026年7月の完成を目指して進行中です。
広場本体のリニューアルは、案A・案Bの方向性が固まったあと、2026年度以降の着工が見込まれています。
第7回ワークショップは2026年7月11日に予定されています。参加できない方は意見フォームからも意見を送れます。
車で利用される方への配慮や、都市計画変更の手続きなど、残る課題もあります。
地域の声をどこまで計画に反映できるか、引き続き注視してまいります。
堂下豊史|神戸市会議員(神戸市北区)
神戸市北区を拠点に活動する神戸市会議員。
地域の声を市政に届けるため、議会活動や地域課題の解決に取り組んでいます。
市政報告や地域の取り組みをLINEで配信しています。
