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放置竹林を資源へ――西区の実証成果と淡河町の挑戦[神戸市北区]神戸市会議員 堂下豊史

放置竹林を資源へ――西区の実証成果と淡河町の挑戦

こんにちは。神戸市会議員の堂下豊史です。
神戸市西区の放置竹林から伐採した竹を活用し、
神戸学院大学現代社会学部のゼミが園芸農家と連携して、
竹チップ入り堆肥による花卉の生育試験を行いました
(出典:神戸新聞)。

竹チップと牛ふんを2対8で配合し発酵させた堆肥を使用し、
パンジーとハボタンで実証実験を実施。
その結果、竹チップ入り堆肥を1割混合した条件が最も良好な生育を示し、
通常の堆肥と比べても遜色ない成果が確認されました。
一方で、2割に増やした場合には生育不良が見られ、
適切な配合割合が重要であることも明らかになりました。

「1割までなら実用可能」という科学的データは、
竹資源活用の具体的な可能性を示すものです。

課題は「伐採後の活用」

放置竹林対策において最大の課題は、伐採後の竹の活用です。
竹は成長が早く、管理されなければ山林を侵食し、
防災上のリスクも高めます。
しかし、伐採しても処分費用がかかるだけでは、
整備は持続しません。

だからこそ、竹を資源として循環させ、
価値を生む仕組みづくりが不可欠です。
今回の研究成果は、その突破口になり得るものだと感じています。

淡河町バンブープロジェクトについて

私は令和4年6月20日の経済港湾委員会において、
淡河町で取り組まれている淡河バンブープロジェクトについて質疑を行いました。

このプロジェクトは、放置竹林対策として地域有志により始まり、
現在は淡河町地域振興推進協議会の事業として取り組まれています。

現場からは「竹の皮が大量に出て処分に困っている」という声も伺いました。
そこで私は、
農水産課が主体的に関与すべきではないか、
またKOBE里山SDGs事業の対象として支援できないかと提案しました。

当局からは、
大学とのマッチング支援の実施や、
食都神戸イベントでのPR機会の提供、
里づくり支援事業や竹粉砕機導入支援の活用可能性、
さらにKOBE里山SDGs事業の趣旨に合致するとの見解が示されました。

議会としての役割

私は、議会の立場から
大学との連携の推進や里山整備支援制度の活用提案、
SDGsの観点からの制度活用を質疑を通じて提起してきました。

行政が実施主体である一方、
議会として課題を明確にし、
制度活用の方向性を示すことも重要な役割です。

竹を「処分物」として扱うのではなく、
竹を「地域資源」として活かす。
その仕組みづくりを、政策面から後押ししていきたいと考えています。

おわりに

西区での研究成果は、竹活用の可能性を科学的に示しました。
そして淡河町では、地域が主体となって竹林整備に取り組んでいます。

研究と現場、行政と地域。
それぞれの取り組みが結びつくことで、
神戸の里山はより持続可能な形へと前進できるはずです。

放置竹林を未来の資源へ。
淡河町の取り組みを、今後も議会の立場からしっかり支えてまいります。

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