日本ノーリフト協会 15周年記念式典に参加しました

日本ノーリフト協会は設立から15周年を迎え、10月3日・4日には神戸で国際シンポジウムが開催されています。昨夜、神戸市内で行われた記念式典に参加し、多くの関係者とともに節目をお祝いしました。

まず、同協会特別顧問の垰田和史氏から「腰痛にならないで働ける職場を!15周年おめでとうございます」と力強い祝辞がありました。

続いて、加藤財務大臣からは「介護保険制度の持続可能性。財政、サービス、人材 900万人が支える介護現場」という現実を踏まえた挨拶があり、国としても介護分野の支援が重要であることが示されました。

また、神戸市の今西副市長からは「人力で抱えないケアの実現」への取組が紹介され、神戸市が介護テクノロジー導入支援プロジェクトを進めていることが報告されました。

理事の皆さまからの紹介では、地元・北区にある社会福祉法人弘陵福祉会「六甲の館」の理事長、溝田弘美理事は。地域でノーリフトケアを先進的に取りまれています。

川崎重工の橋本社長からは「介護分野の明るい未来を切り拓きます」との力強い言葉が寄せられました。川崎重工は、認知症の方と会話ができるソーシャルロボットの開発を進めており、昨年8月には介護付有料老人ホーム「ディアージュ神戸」で見学しました。

今回のシンポジウムには海外からも多数の参加者があり、オーストラリアや台湾をはじめ、各国でノーリフトケアへの取り組みが進んでいることが改めて実感されました。

ノーリフト協会の15周年は、介護現場での安全と安心を守る理念を改めて共有し、国・自治体・産業界・地域が一体となって「介護の未来」を切り拓いていく大切な節目となりました。